洛西竹林公園の魅力は、単に静かであることだけに留まりません。計算された日本庭園の造形美と、知的な発見に満ちた展示施設が見事に共存しています。
第一のハイライトは、回遊式庭園を取り囲む京都竹林散策コースです。小道の両脇には、青々としたモウソウチク(孟宗竹)やマダケ(真竹)だけでなく、黄金色の縞模様が鮮やかなキンスジメダケ、幹が四角いシホウチク(四角竹)、節がユニークなキッコウチク(亀甲竹)など、国内外の希少な竹が整然と植栽されています。園内には石畳が美しく敷かれ、京都の寺院庭園さながらの雅な景観が広がり、屈指の京都竹林写真撮影スポットとしてポートレート撮影や風景写真家から高く支持されています。
散策路を進むと現れるのが、歴史ファンならずとも見逃せない竹の資料館見どころです。館内には、竹の生態や工芸品の歴史展示に加え、トーマス・エジソンが白熱電球の実用化に際して京都の竹をフィラメントに採用した歴史的史料が展示されています。八幡や大枝といった京都西山の良質な竹が世界の文明開化を支えた軌跡は、知的好奇心を大いに満たしてくれます。また、京弓や茶道具といった伝統工芸における竹の役割も詳細に解説されており、見学を終えた後の散策が一層深みのある体験へと昇華します。