新潟と聞けば、誰もが澄んだ水と米から生まれる淡麗辛口の銘酒を思い浮かべるはずです。しかし、近年のワインコンクールや世界のレストランシーンで話題をさらっているのは、ほかでもない新潟ワインの特徴と評判の高さです。
その最大の鍵は、日本海に面した独特の海岸砂丘地帯にあります。粘土質の土壌が多い日本において、水はけが極めて良く余分な水分を溜め込まない砂地は、ブドウ栽培にとって奇跡的な環境をもたらしました。根が地中深くへと伸び、海のミネラル分と地下水を吸い上げることで、果実には凛とした酸と塩味を帯びた奥行きが備わります。
さらに、夏から秋にかけて日本海から吹き込む心地よい海風が畑の湿気を払い、病害を防ぐ天然のシールドとして機能します。豊かな海の幸や地元食材を引き立てる、極めてクリアでキレのある新潟ワインは、まさに新潟の自然と食文化が生んだ必然の結晶と言えます。