出雲を訪れたなら、三大そばの一つに数えられる「出雲そば」は必食です。殻ごと挽き込む「一本挽き」ならではの黒っぽい色味と豊かな香り、強いコシが特徴で、朱塗りの丸い漆器を3段に重ねて提供される「割子(わりご)そば」が代表的なスタイルです。一段目につゆと薬味を直接かけて食べ、残ったつゆを二段目、三段目へと移していく独特の食べ方で楽しみます。
神門通り沿いで不動の人気を誇るのが、自家製粉の手打ちそばを提供する「そば処 田中屋」です。風味豊かな十割そばと、少し甘めの特製つゆが絶妙に絡み合い、観光客のみならず地元民からも高い支持を集めています。
一方で、休日の正午前後には主要店で1時間以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。混雑を避けてゆっくりランチを楽しみたいなら、神門通りの一本西側の小路や大社駅周辺にある穴場店に目を向けるのが得策です。歴史ある「荒木屋」や「かねや」など、大社周辺に点在する名店は席数が比較的多く、少し時間をずらして訪れることでスムーズに入店できます。