ネット上の掲示板やSNSでは、「私有地や公園ならどんな自作電動キックボードを走らせても法律違反にならない」という言説が散見されますが、これは重大な誤解です。
道路交通法における「道路」の定義は、公道(国道・県道・市道)だけにとどまりません。「不特定多数の人間や車が自由に出入りできる場所」は、私有地であっても道路とみなされます。例えば、大型商業施設の駐車場、マンションの敷地内通路、広場、誰でも出入りできる河川敷や公園の通路などはすべて道路交通法の適用範囲内です。完全に外部と遮断されたシャッター付きのガレージや、ゲートで施錠された私有地以外での無認可走行は違法となるリスクがあります。
【プロの結論】自作に挑戦すべき人・市販完成車を選ぶべき人の判断基準
トラブルや法的リスクを回避するため、自身のスキルセットと目的に応じた明確な判断基準を持つことが重要です。
▼ 自作・改造に挑戦しても良い人
・機械工作、金属加工、ハンダ付け、電気回路の設計に十分な知識と経験がある
・サーキットや完全に閉鎖された自己所有地など、合法的なテスト環境を確保できる
・予期せぬショートやパーツの破損に対して、原因究明と自己責任での修復を楽しめる
・公道走行に固執せず、実験・ホビーとしてのモノづくりそのものを目的としている
▼ 市販完成車を選ぶべき人
・通勤、通学、日々の買い物など、実用的な移動手段・ラストワンマイルの足を探している
・道路運送車両法や電気用品安全法(PSE)に完全適合した安全・確実な車体に乗りたい
・警察の取り締まりや自賠責保険の適用トラブルといった法的不安を一切抱えたくない
・車体の初期不良や故障に対して、メーカー保証や正規のアフターサポートを重視したい