『双星の陰陽師』は、studioぴえろ制作によるTVアニメ版(全50話)と集英社『ジャンプSQ.』で連載された原作漫画で、物語中盤以降の展開が大きく分岐していることで知られています。天若清玄に関する描写についても、メディアミックス特有の明確な違いが存在します。
原作漫画では、前述の通り石鏡悠斗との戦闘で右腕を失い、その後は指導者・参謀役として繭良やろくろたちを支える重厚なドラマが描かれました。一方、TVアニメ版では中盤から「列島覇乱篇」「天地鳴動篇」といった完全オリジナルストーリーへ突入します。アニメ版の清玄は腕の負傷を抱えつつも、オリジナルキャラクターである十二天将たちとの共闘シーンや、妻・紫とのコミカルかつ温かい日常の掛け合いが手厚く補完されました。
また、声優の諏訪部順一氏が演じた清玄の演技は、低音のハスキーボイスの中に潜む優しさと哀愁を見事に表現し、キャラクターの人気を不動のものにしました。なお、ネット上で一時囁かれた「清玄死亡説」ですが、原作コミックス全34巻の完結まで清玄は戦い抜き、しっかりと生存しています。激化する島での最終決戦でも生き残り、次世代の成長を見届ける感動的なグランドフィナーレを迎えました。