Q1:ホームセンターで売っている一番安いシリコンシーラントで補修しても平気ですか?
A1:外壁の目地には絶対に使用してはいけません。安価なシリコンシーラントは浴室や水回り専用であり、外壁に塗ると油分が染み出して壁を黒く汚す「ブリード現象」を起こします。さらに塗料を強力に弾いてしまうため、将来外壁塗装を行う際に莫大な撤去・下地処理費用が発生します。必ず「変成シリコン系(ノンブリードタイプ)」を選定してください。
Q2:コーキングのひび割れを放置すると、すぐに雨漏りしてしまいますか?
A2:目地に亀裂が入っても、内側に「通気層」と「透湿防水シート」が施工されているため、直ちに室内に雨水が滴るわけではありません。しかし、シートの重ね代やタッカー(留め針)の隙間から水分が染み込み続けると、数ヶ月から数年のスパンで内部の木材や下地合板を腐食させます。目視で隙間や剥離が確認できる場合は、放置せず早めの対処が必要です。
Q3:1階の目地だけでも自分で打ち替えて、2階はそのままにしておいても問題ないでしょうか?
A3:建物全体の防水性能という観点からは推奨できません。外壁は日光(紫外線)や風雨を強く受ける2階部分の目地から先に劣化が進む傾向があります。1階だけを補修しても、2階の劣化した目地から浸入した雨水が壁の内側を伝って1階の構造材を腐らせるケースが多発しています。家全体の目地が傷んでいる場合は、足場を組んで一括施工を行うのが長期的にも経済的です。