表舞台から退いた後も、彼女と音楽、そして芸能界との絆が完全に断たれたわけではなかった。2013年、彼女の愛娘である「kaho」が弱冠14歳にしてシンガーソングライターとして鮮烈なデビューを果たしたニュースは、記憶に新しい。
ドラマの主題歌に抜擢されたkahoの圧倒的なソウルフルボイスと高い音楽的センスには、母である河合奈保子の遺伝子を感じずにはいられなかった。娘の音楽活動を陰で支え、アドバイスを送っていたとされる彼女。表舞台には出ずとも、母として、そして音楽の先輩として娘を見守る姿に、温かな親子の絆が垣間見えた瞬間であった。