単なる恐怖体験にとどまらず、この作品を伝説的なネットミームへと昇華させたのは、間違いなくYouTubeを中心とするゲーム実況の熱波であった。中でも大人気VTuberグループ「にじさんじ」所属の葛葉をはじめとするトップ配信者たちが繰り広げた実況プレイは、爆発的な拡散力を持っていた。
押し寄せる狂気と恐怖のピークにおいて、追い詰められた配信者の口から飛び出した「僕、アルバイトォォ!」という切実すぎる命乞いのような叫び。加害者でもヒーローでもなく、ただ時給のために働いている無力な存在であることを主張するその言葉は、悲鳴でありながらも視聴者の爆笑を誘った。切り抜き動画は瞬く間に数百万回再生を突破し、言葉自体が一人歩きを始めたのである。