放送終了と同時に、Twitter(現X)や大手掲示板「5ちゃんねる」では批判的な投稿が爆発的に急増しました。「何様のつもりなのか」「スタッフが汗水垂らしてライトを当てているからこそ綺麗に映っているのに恩知らずだ」といった猛烈な反発が吹き荒れ、ヤフーのリアルタイム検索ランキングやトレンドは広瀬すずの関連ワードで埋め尽くされました。
炎上がここまで急速に拡大した背景には、日本の労働文化に根付く「裏方の美学」や「職人へのリスペクト精神」があります。テレビ画面に華やかに映る演者と、過酷な肉体労働に耐える技術スタッフという非対称な関係性の中で、10代の若手女優が放った言葉は、視聴者に「傲慢な特権意識」の表れと受け取られてしまったわけです。
事態の深刻さを受け、所属事務所および本人は極めて異例のスピードで対応に動きました。放送翌日の2015年6月19日、広瀬すずは自身の公式Twitterアカウントを更新し、次のような謝罪文を投稿しました。
「昨日の『とんねるずのみなさんのおかげでした』での私の軽率な発言により、いつもお世話になっているスタッフの方々に誤解を与えるような形になってしまい、本当に申し訳ありませんでした。普段から感謝しているスタッフさんへの配慮が足りず、深く反省しております」(当時の公式Twitter投稿より要約抜粋)
この迅速な火消しによって形式上の謝罪は完了したものの、ネット上では「事務所が書かせた文章ではないか」「本心からの謝罪とは思えない」といった懐疑的な声が一部で燻り続け、彼女のパブリックイメージに一時的な影を落とす結果となりました。