市場に流通するCWU-45Pは、米軍支給の「実物(サープラス放出品)」と、アパレルブランドが展開する「民間向けレプリカ」の2つに大別されます。その最大の違いは、採用されているファブリックにあります。
米軍実物のCWU-45Pには、デュポン社が開発した難燃性メタ系アラミド繊維「NOMEX(ノーメックス)」が贅沢に使用されています。400℃以上の高熱でも溶融せず炭化するこのハイテク素材は、独特のマットな質感、深いオリーブドラブの光沢、そして着込むほどに味が出る経年変化がミリタリー愛好家を魅了してやみません。軍の実戦配備品である放出品は年々個体数が減少しており、状態の良い個体はヴィンテージ市場でプレミアム価格で取引されています。
一方、タウンユース用のレプリカモデルは、扱いやすさとコストパフォーマンスを重視してナイロンツイルやポリエステルで仕立てられているケースが主流です。耐火性能こそありませんが、家庭で手軽に洗濯できるメンテナンス性の高さや、軽量で滑らかな着心地は日常着として非常に大きなアドバンテージとなります。