『Love so sweet』の持つ力は、CDセールスや音楽番組にとどまりません。インターネット文化やコンサート現場でのリアクションを検証すると、この曲がいかに特異な求心力を持っているかが浮き彫りになります。
SNSや動画プラットフォーム上では、数年前から「Love so sweetを流すとなんでも恋が始まるように見える動画」というネットミームが自然発生的に流行しました。シリアスな映画のシーンや日常の何気ないハプニング映像に本作のイントロを重ねるだけで、すべてが運命的な恋愛の始まりに見えてしまう現象です。この現象は、イントロの数秒だけで圧倒的な「多幸感とドラマ性」をリスナーに強制想起させるという、本楽曲の異常なまでの記号性を証明しています。
また、嵐のスタジアムライブやドームツアーにおいては、終盤やアンコールで歌われる絶対的定番曲として君臨してきました。サビのキャッチーな指差しハンドサインとステップ(振り付け)は、何万人もの観客とメンバーが完全に一体化する瞬間を創出。客席に銀テープが舞い散る光景と『Love so sweet』の旋律は、ファンにとって「嵐と過ごした青春の象徴」として脳裏に刻み込まれています。