若手や中堅がギャラ単価に苦しむ一方で、業界のトップランカーや人気声優たちは数千万円から億円プレーヤーへと登りつめています。しかし、彼らの莫大な収入の源泉は、決してアニメのアフレコ単価そのものではありません。
トップ層が莫大な年収を稼ぎ出す鍵は、「マルチメディア展開による権利・ロイヤリティ収入」と「ライブエンターテインメント」にあります。
近年ヒットしたソーシャルゲームのキャラクターボイスは、追加収録ごとに高額な報酬が発生するだけでなく、キャラクターソングの歌唱印税、音楽CD・ブルーレイの売上に応じたロイヤリティをもたらします。さらに、さいたまスーパーアリーナや東京ドームなどの巨大会場を満員にするキャラクターライブやフェスへの出演料、関連グッズの売上マージンは、アニメ本編のギャラとは桁違いの利益を生み出します。
また、パチンコ・パチスロ機器への音声提供は業界屈指の高額案件として知られており、1機種あたり数百万円規模の臨時収入をもたらすケースがあります。これらに加えて、自身のYouTubeチャンネル運営、ファンクラブ会費、冠ラジオ番組のスポンサー料などが積み重なることで、トップ声優の年収ランキング上位層は推定5000万〜1億円超という巨額の収入を叩き出しているのです。