彼の真骨頂は、単にトークが上手いことだけではない。生放送における異様なまでの集中力と、視聴者の感情を揺さぶる演出力にあった。『午後は〇〇おもいッきりテレビ』での「ちょっと待った!」の掛け声や、あえて間を取って緊張感を高める手法は、現代のテレビ演出の基礎を作り上げたと言っても過言ではない。
当時の睡眠時間はわずか3時間足らず。怒涛の過密スケジュールを乗り切りながら、カメラが回れば完璧なプロフェッショナルとして君臨した。その圧倒的な仕事量は「生放送の鬼」と恐れられ、後進の司会者たちに計り知れない影響を与えた。彼が去った後のテレビ界で、これほどの迫力を持った司会者が現れていないことが、彼の偉大さを何より物語っている。