結論から申し上げますと、ブロッコリーの葉は完全に食べられる可食部位です。それどころか、太陽の光を直接たっぷりと浴びて光合成を行う外葉には、植物が紫外線ストレスから自らを守るために蓄えた強力なファイトケミカルが凝縮されています。
特に注目すべきは、β-カロテンとビタミンCの含有量です。β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持、免疫機能のサポートに寄与します。また、強力な抗酸化作用を発揮するため、紫外線ダメージや生活習慣の乱れによる酸化ストレスから細胞を守る美肌づくりにも役立ちます。分析データによると、ブロッコリーの外葉に含まれるβ-カロテンの量は、花蕾(つぼみ)と比較しても約2倍〜3倍近くに達するケースが確認されています。
さらに、アブラナ科野菜特有のファイトケミカルであるスルフォラファン(グルコラファニン)や、造血ビタミンと呼ばれる葉酸、骨の形成に欠かせないビタミンK・カルシウムも豊富です。これまで調理の過程で当たり前のように切り落として捨てていた外葉は、実は市販の青汁原料として知られるケールにも匹敵するスーパーベジタブルなのです。