「落合」という地名の由来は、神田川と妙正寺川の2つの清流がこの地で「落ち合う(合流する)」ことに由来する。川の流れとともに発展してきたこの地域は、かつて江戸・明治期から続く染物職人たちが集まる工房の街としても栄えた。現在でも地域イベント「染の小道」などが開催され、川面にたなびく反物の風景が伝統と昭和の風情を今に伝えている。
川沿いには手入れの行き届いた緑豊かな遊歩道や公園が整備されており、春になれば見事な桜並木がピンク色のトンネルを作る。大都市の真ん中にありながら、四季の移ろいを肌で感じられる自然環境が残されているのは贅沢な限りだ。早朝のジョギングや夕方のペットの散歩コースとしても親しまれており、住民たちの日常に潤いを与えている。