岡山駅東口の再開発は、当初2026年度内の主要工事完了を目指していたとされる。しかし、2026年に入っても駅前広場の一部区画には仮囲いが残り、路面電車の乗り入れに伴う信号制御や歩車分離の調整に時間を要している。
岡山市は事業進捗を段階的に公表してきたが、報道各社の取材データによると、駅前広場の「完全供用」は2027年度以降にずれ込む可能性が高いとの見方が出ている。理由は単純で、路面電車の延伸だけでなく、バス事業者やタクシー事業者との運行調整、周辺道路の渋滞対策、緊急車両の進入路確保など、調整事項が多岐にわたるためだ。
現場の工事関係者への取材でも「躯体そのものはかなり出来ているが、安全確認と行政手続きに想定以上の時間がかかっている」との声が聞かれる。つまり、ハード面の工事はほぼ終わっていても、供用開始に踏み切れない“行政の最終調整段階”が長引いている印象が強い。