函館の天気で最も過小評価されがちなのが風だ。函館は三方を海に囲まれ、特に春と秋は津軽海峡を吹き抜ける風が市街地に直接入り込む。今日も午後から風速10m/s前後、瞬間的には15m/sに達する予報が出ている。これは傘を差しても雨をしのぎにくく、自転車の運転に注意が必要なレベルだ。
函館の風速予報を地図で見ると、西部の函館山周辺と東部の海岸線では風の強さがまったく違う。市街地中心部が比較的穏やかでも、函館空港や戸井方面では横風が強く、空の便や道路情報に影響する可能性もある。最新の雨雲レーダーを確認すると、夕方以降に津軽海峡西側から小さな雨雲の帯が断続的に流れ込む。このため「今は晴れている」という現地の空だけを見て判断せず、レーダーの動きも併せて見る必要がある。
報道各社・関係者の証言によると、函館市内でもベイエリアの金森赤レンガ倉庫群や函館朝市周辺は、海からの風を直接受ける時間帯に急な天気変化を体感しやすい。観光客のSNS投稿でも「朝は晴れていたのに午後から急に風が強まり、海沿いで体が冷えた」という声は毎年繰り返し見られる。強風の日は函館山のロープウェイが運休することもあるため、事前に運行状況を確認しておきたい。