官公庁オークションで扱われるのは、差押財産だけではない。全国の自治体が実施する「行政財産・公用車売却事業」もまた、魅力的な出品物の宝庫となっている。定期的なメンテナンスが施された消防車やバス、公用車として使われていたクラウンやHV車などが、驚くほどの低価格で出品されるケースは珍しくない。
さらに近年では、使われなくなった庁舎の備品や廃校の設備などを売却する動きが広がり、公共資産処分・リサイクル産業としての側面を強く帯びるようになった。資源の有効活用と自治体の歳入確保という一石二鳥の狙いが、良質な中古市場の形成に一役買っている。