今回の日本公演は、バンテリンドーム ナゴヤを皮切りに開催される予定だった。大規模なドームツアーの運営を担っていたAEG Presentsと日本のプロモーター陣にとって、このキャンセル劇は空前の規模の混乱をもたらすこととなった。ステージセットの輸送、会場の確保、プロモーション展開など、音楽産業全体を巻き込んだ莫大なプロジェクトが直前にストップしたからだ。
レーベルであるユニバーサルミュージックグループも対応に追われた。R&Bとポップスを融合させた彼の楽曲群は世界中で愛されており、日本国内での熱狂も最高潮に達していただけに、ファンのみならず業界関係者にも深い失望と困惑が広がった。しかし何よりも最優先されたのは、ジャスティンの命とアーティストとしての将来だった。