「上福岡は今、最も費用対効果が高い街の一つです」。長年この地で営業を続ける不動産業のベテラン担当者は胸を張る。リモートワークと出社を組み合わせるハイブリッドな働き方が定着した現在、都心から少し離れたゆとりある住環境を求める傾向は一気に強まった。
鉄道運送業の視点からも、東武鉄道株式会社が進める沿線価値向上プロジェクトがじわじわと実を結んでいる。駅構内のバリアフリー化や周辺の防犯灯整備など、地味ながら確実なインフラ投資が住民の安心感を支える。派手なタワーマンションラッシュとは一線を画す、堅実な都市開発が評価を高めているのだ。