視床出血の予後と生存率を分ける要因|麻痺の回復限界と最新療法

視床出血の予後と生存率を分ける要因|麻痺の回復限界と最新療法

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視床出血特有の最も厄介な後遺症の一つが、発症から数週間から数ヶ月を経て現れる「視床痛(中枢性脳卒中後痛)」だ。損傷した視床が痛みの伝達シグナルを正常に処理できなくなり、麻痺側のみぞおちや手足に焼けるような激痛、あるいは痺れ、刺すような感覚異常が持続する。

視床痛は一般的な鎮痛剤が効きにくく、患者の発熱や睡眠障害、著しいQOL(生活の質)低下を引き起こす難治性の病態として知られる。現在では、神経障害性疼痛治療薬のほか、抗不安薬や抗うつ薬を組み合わせた薬物療法が第一選択となる。

非薬物療法としては、磁気や電気刺激によって脳の神経活動を外部から調律する反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)や、硬膜外電極を用いた脳刺激療法など、低侵襲で有効性の高い最先端治療が脳神経外科専門医の手によって積極的に導入されつつある。

山崎 陸
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山崎 陸

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