世間からの激しい批判の矢面に立つ人々に対し、社会的なセーフティネットはあまりにも脆弱だ。その過酷な現実に立ち向かい、長年にわたり加害者家族支援に取り組んでいるのが「NPO法人World Open Heart」である。同団体には、連日全国から悲痛なSOSが寄せられている。
「子どもが警察に逮捕された瞬間から、親の人生は一変します」。支援現場のスタッフはそう語る。自宅周辺をメディアや野次馬に囲まれ、買い物に行くことすら叶わない。就労の機会を失い、経済的に困窮するケースも後を絶たない。NPO法人World Open Heartは、緊急事態における一時避難場所の提供や専門的なカウンセリング、さらには法的助言のセッティングまで、孤立無援となった家族を支える泥臭い活動を続けている。だが、世間の「加害者を擁護するのか」という誤解と偏見の壁は今なお高く、支援現場が直面する苦闘は終わらない。