健康情報の氾濫が続く中、メディアの報じ方と消費者の受け止め方にも変化が生じている。最近放送されて話題を呼んだNHKスペシャル「食の安全と健康」では、特定の「体に良い食品」だけを大量消費する風潮に疑問を投げかけ、過度な摂取が引き起こす健康被害の実態にスポットを当てた。放送終了後にはNHKプラスでの見逃し配信の視聴が急増し、「健康のためだと思って毎日3パック食べていた」という驚きの声がSNS上で拡散した。
市場の拡大を続ける健康食品・ヘルスケア産業においても、「スーパーフード」として単一食材を過度にアピールするマーケティング手法が見直されつつある。専門家は、特定の食材に偏った食生活が多様な栄養素の摂取機会を奪う悪循環を指摘しており、情報を見極めるリテラシーが消費者側に求められている。