この大流動を根底から支えているのが、東京都建設局が主体となって着々と推し進める「環状第5の1号線整備事業」である。都市の血流を止めないために計画されたバイパス整備やトンネル掘削工程は、目下、最も重要な局面に差し掛かっている。
主要交差点の立体化や歩道を含めた車線の拡幅工事は、慢性的な渋滞解消に向けた決定打として期待が高い。夜間に行われる精緻な桁架設作業や地中掘削の現場では、1ミリ単位の狂いも許されない最高峰の土木技術が注ぎ込まれている。全線開通が完了すれば、都心を跨ぐ通過交通の分散が飛躍的に進む見込みだ。