霊界研究の第一人者であり、映画『大霊界』シリーズで独自の死生観を提示した俳優・丹波哲郎の存在も忘れてはならない。豪快で力強い語り口で死後の世界を説く丹波と、静かでありながら圧倒的な具体的エピソードで死者の声を伝える宜保愛子。二人の共演は、当時のテレビ放送業界に激震を与えた。
エンターテインメントとしての心霊番組に「学術的検証」や「霊界の証明」という新たな視点が加わった瞬間だった。テレビ放送業界は彼らの存在によって、単なる見せ物ではない「死生観を問うドキュメンタリー」という新境地を開拓した。番組内で繰り広げられた熱い議論や霊視の模様は、テレビ史に刻まれる名場面として今なお語り草となっている。