最新の研究や臨床データが明かす事実は苛烈だ。長年にわたり他者を操作し、傷つけてきたツケは、加齢や社会的な立場の変化とともに一気に表面化する。自己愛性人格障害(NPD)を抱える人物が辿る末路の核にあるのは、「圧倒的な孤立」と「自己防衛機能の崩壊」という二重の悲劇だ。
若さや肩書、経済力といった外的な「自己愛の供給源」が失われた瞬間、彼らの内面を支えていた全能感の幻影は霧散する。周囲から人が去り、称賛が得られなくなったとき、彼らは猛烈な激怒(自己愛怒)と、底なしの抑うつ状態の間を狂乱するように往復し始める。逃げ場を失った歪んだ自尊心は、最終的に自分自身を攻撃し、精神的な崩壊を引き起こすのだ。