彼の役者としての評価を決定づけたのは、ドラマW主演作『飴色パラドックス』での鮮烈な演技だった。クールでありながら内に情熱を秘めた週刊誌記者役を見事に演じ切り、原作ファンからも絶賛の嵐が巻き起こった。佇まいひとつで雄弁に語るスタイリッシュな佇まいは、観る者を一気に物語の世界へ引き込んだ。
続いて出演した『ブラザー・トラップ』では、繊細で不器用な等身大の青年の心情をリアルに体現。恋心の揺れ動きや葛藤を緻密な表情の変化で表現し、数多の観客を魅了した。一見対照的なキャラクターでありながら、どちらも確固たる説得力を持って演じ分ける器用さは、彼が持つ天性のセンスと地道な役作りの結晶と言える。