今年に入り、世界的なトレンドの最前線へと踊り出た新作映画。それが『ウインナー ウィニー』だ。物語の舞台は、人間社会の裏側にひっそりと存在する、想像を絶するポップで狂気あふれる世界。主人公のウィニーは、自らの宿命と向き合いながら、突如として降りかかる地球規模の危機に立ち向かうことになる。
ストーリーの根底にあるのは、孤独な存在が自らの居場所を探し求めるアイデンティティの葛藤だ。しかし、重厚なテーマ性を漂わせつつも、展開されるシーンの数々は圧倒的なスピード感とシュールなユーモアに満ちあふれている。伏線が張り巡らされたシナリオは、大人の観客をも深く唸らせる仕上がりだ。