ニキビ治療において最も重要なのは、炎症が本格化する前の初期段階で適切な介入を行うことだ。毛穴が詰まって白く盛り上がった面疱(コメド)の状態で治療を開始できれば、痕を残さずスムーズに改善へ導くことができる。
皮膚の微細な環境下では、毛穴内部で増殖するアクネ菌(Cutibacterium acnes)が皮脂を分解し、遊離脂肪酸を生み出すことで炎症を誘発する。臨床現場では、日本皮膚科学会が作成した尋常性痤瘡治療ガイドラインに基づき、科学的根拠のある外用薬を用いた段階的な治療法が確立されている。
自己判断で潰したり押し出したりする行為は、毛包壁を破壊して深部へ感染を広げるリスクが高いため、絶対に行なってはならない。