史実と虚構が入り交じった妖しい存在感は、現代のポップカルチャーや歴史エンターテインメント業界にとっても格好の素材であり続けている。大ヒット映画『キングスマン: ファースト・エージェント』では、アクロバティックな格闘術と怪しい薬草術を操る圧倒的な敵役として鮮烈な印象を残した。
配信プラットフォームの歴史ドラマにもその波は及んでいる。Netflixのドキュメンタリードラマ『ラスト・ツァーリ: ロマノフ家の終焉』では、帝国の崩壊に向かう狂気と愛憎が重厚に描かれ、HBOの本格派ドキュメンタリー番組でも彼の心理的プロファイルが深掘りされた。単なる歴史上の悪役を超え、人間の欲望と権力の虚無を象徴するアイコンとして今なお世界を魅了している。