かつて日本の小学校で行われていたソフトボール投げに代わり、競技の公式種目として一気に定着したのが「ジャベリックボール投」だ。日本におけるジュニア世代の育成を牽引してきた「全国小学生陸上競技交流大会」でも、この種目は記録更新の興奮を毎年呼び起こしている。
開発を手がけた株式会社ニシ・スポーツの工夫も見逃せない。空気抵抗と重心位置が緻密に計算されたこの用具は、正しく力を伝えないと空中で推進力を失い、失速音とともに無惨に失速する。逆に言えば、陸上競技における槍投げ(やり投)に必要な「軸のブレない投球メカニズム」が試される最高の実戦教材なのだ。スポーツ用品産業にとっても、ジュニア層の安全面と競技性向上を両立させた歴史的イノベーションと言える。