会場の照明が落ちた瞬間、客席からステージへ向けて届く視認性は「配色」と「フォントの太さ」で8割が決まる。自己満足のデザインで終わらせず、推しからの反応を引き出す「ファンサうちわ」の制作には、色彩心理学に基づいた戦略が必要不可欠だ。
最も視認性が高いとされる組み合わせは、黒背景に対する蛍光黄または蛍光ピンクの文字。しかし、単に派手なだけでは会場の光に飛んでしまい、文字が潰れてしまうことがある。文字の周囲にホワイトとブラックの太い輪郭線をダブルで配置する「多重フチ取り」を施すことで、遠く離れたスタンド席からでも一瞬で判読できるフォント構造が作られる。