近年、有志のジャーナリストや研究者によって進められている「政治資金収支報告書プロジェクト」をはじめ、政治資金の透明性を追及する動きが熱を帯びている。政治とカネの問題が社会的な関心を集めるなか、個人の資産と政治資金の境界線に対する厳しい視線は増すばかりだ。
政治ジャーナリズムの現場では、個人の莫大な富が政治力にどのような影響を与えているのかという検証が絶え間なく行われている。富裕層出身の政治家が持つ「資金力に依存しない政治活動」という強みがある一方で、庶民感覚との乖離や資金の流動性に対する批判的検証も欠かせない。政治・行政業界全体の健全性を保つためにも、メディアは彼の資産形成と政治活動の連動性に鋭い視線を注ぎ続けている。