ドラマ版の最終回で命を落としたニノマエですが、その圧倒的人気からSPEC 劇場版 神木隆之介としてスクリーンに再登場を果たしました。映画『映画 けいさつちょうこうあんぶ こうあんごか SPEC〜天〜』や『SPEC〜結〜』において、再び姿を現したニノマエに対して「実は生きていたのではないか」「生き返ったのか」という議論がネット上で白熱しました。
結論から言えば、劇場版に登場したニノマエはドラマ版で死亡したオリジナルの当麻陽太ではありません。秘密結社や御前会議、プロディアといった影の権力機構が、陽太の遺体から採取したDNAを元に生み出した「クローンニノマエ」です。劇中では複数のクローンが量産されており、感情を排した純粋な兵器として使役されていました。
さらに物語の最終章『結(クローズ)』では、世界の構造を司る超越的先人類「セカイ」の手先として現れるなど、神木隆之介は同一のビジュアルでありながら「陽太としてのニノマエ」「感情のないクローン」「神話的存在の眷属」という異なるレイヤーのキャラクターを見事に演じ分けています。この複雑な設定の差異を理解することで、シリーズ全体の重層的な世界観をより深く味わうことができます。