埼玉県川越市をはじめとする荒川流域は、言わずと知れた「日本のアマチュアゴルフの聖地」である。かつて男子ツアーで旋風を巻き起こした石川遼をはじめ、多くのトッププロやジュニアゴルファーたちが、こうした河川敷のパブリックゴルフコースで愚直に腕を磨いてきた。日本ゴルフ協会の加盟・協力のもと、ゴルフの普及と裾野の拡大に貢献してきた歴史的価値は計り知れない。
敷居が高いプライベートクラブとは異なり、誰でも気軽にクラブを握り、真剣勝負を楽しめる場。川越グリーンクロスが今なお愛され続ける背景には、そうした「ゴルフ本来の自由さと大衆性」が色濃く残っているからにほかならない。世代を超えてゴルフ文化を継承する役割を、このコースは今もしっかりと果たしている。