かつて一世を風靡した過激グループ関東連合のOBたちは、暴力団対策法や暴力団排除条例の網をかいくぐる「半グレ」と呼ばれる非指定暴力団勢力の原型を築き上げた。近年の裏社会取材で明らかになったのは、彼らの活動拠点がかつての夜の街から、さらに複雑化・巧妙化した匿名経済領域へと完全にシフトしている現実だ。
表向きは不動産仲介、暗号資産投資、飲食店経営、ウェブマーケティング企業など多種多様な法人を立ち上げ、ホワイトな企業家として振る舞う。しかし、その実態は合法ビジネスの皮をかぶった資金洗浄ルートの構築であり、政財界や芸能界の背後に複雑な地下ネットワークを張り巡らせている。組織という明快な枠組みを持たないため、警察当局による全貌把握も難航を極めているのが現状だ。