ファミリーやカップルに根強い人気を誇る伊豆シャボテン動物公園は、カピバラの露天風呂をはじめとする動物たちとの距離の近さが大きな魅力だ。混雑を避けてじっくり観察したいなら、午後遅めの時間帯を狙うのがプロの鉄則。動物たちが夕方の食事を迎える活発な姿や、西日に照らされるサボテン温室の幻想的な光景は、日中の賑わいの中では見られない特別な表情を見せてくれる。
自然の造形美や動物たちとの触れ合いを楽しんだ後は、文化の深みに触れる旅へと舵を切ろう。ノーベル賞作家・川端康成の名作『伊豆の踊子』の情緒が今なお漂う古道や街並みは、現代の喧騒から離れた別世界だ。歴史ある建造物が佇む散策路を歩けば、明治から昭和へと続く時の流れがゆっくりと重なり合うのを感じられる。