ミルキーといえば、誰もが思い浮かべるのが愛くるしいキャラクターの「ペコちゃん」だろう。舌を少し出した無邪気な表情は、店頭の人形だけでなく箱のパッケージデザインにおいても絶大な存在感を放ってきた。昭和から平成、そして現代へと至る歴史のなかで、ペコちゃんの輪郭や瞳の描き方、さらにはロゴのフォントまでもが少しずつマイナーチェンジを繰り返している。
初期の箱は、職人の手仕事を感じさせるレトロな配色とシンプルなレイアウトが特徴的だった。当時のパッケージを今改めて見返すと、紙の質感や独特の発色が醸し出す温かみに驚かされる。コレクターや昭和レトロ菓子愛好家の間では、これらヴィンテージデザインの紙箱や卓上缶が高値で取引されることも珍しくない。