2000年代半ば、日本中に空前のブームを生み出した「オグシオ」ペア。小椋久美子氏とのコンビネーションは、単なる競技の枠を超えて日本全国のスポーツファンを魅了した。しかし、三洋電機バドミントン部に所属していた当時の舞台裏は、決して華やかなことばかりではなかったという。
「当時は互いのプレースタイルも性格も真逆。女子ダブルスとして頂点を目指す中で、毎日のように意見をぶつけ合っていました」。そう語る関係者の言葉通り、コート上で見せる阿吽の呼吸の陰には、過酷な練習と妥協のない対話が存在した。世間の熱狂的なフィーバーが加熱する一方で、二人にかかるプレッシャーは想像を絶するものだったのだ。