伝統ある福音館書店がこの野心的な作品を世に送り出した意味は大きい。言葉を排除したサイレントブックは、翻訳を必要とせず国境や言語の壁を軽々と飛び越える。国際的な評価も高まる中、日本の書籍デザインと絵本文化の底力を世界へ示すシンボルとなった。
その熱気は数字にも表れている。絵本ナビ等の専門メディアでの高い評価はもちろん、Amazonなどの大手ECサイトでもギフト需要を中心にロングセラーを記録中だ。親から子へ贈る絵本としてはもちろん、大人が自分へのご褒美やインテリアとして購入するケースが急増している。