過激な展開やド派手なアクションが注目を集める一方で、派手さのない日常を描いたヒューマンドラマがランキングの上位にじわじわと定着する現象も見逃せない。変化の激しい現代社会において、視聴者がドラマに求める役割が「刺激」から「心の安らぎや共感」へと多様化している証左と言えるだろう。
大声で叫ぶような感情表現ではなく、沈黙や視線の交わし合いで心の機微を描き出す「微熱系」と称される作品群。派手なSNS拡散は起きにくいものの、一度ハマった視聴者の離脱率が極めて低く、口コミで評判がじわじわと広がり長期間ランキングに踏みとどまる傾向がある。週末の夜に一人静かに浸りたい大人世代を中心に、強い愛着をもって支持されている。