パークの運営を手掛ける株式会社オリエンタルランドは、来園者の利便性向上とペーパーレス化を推進してきた。現在、東京ディズニーランドの広大なエリアをスムーズに周遊するためには、デジタルツールの活用が前提となっている。世界のテーマパーク産業を見渡しても、こうしたデジタルインフラへの統合は急速に進んでいるが、日本のパークにおける定着速度と精度は頭一つ抜けている。
紙の地図が姿を消した当初は困惑の声も上がった。しかし、GPSと連携した高精度なマップ機能により、現在地からの最短ルート検索や各施設のリアルタイムな状況把握が容易になった。混雑するメインストリートを避け、裏道を使って最短距離で移動する快感は、かつてのアナログ時代にはなかった新しい体験と言える。