かつて「ハローキティ一本足打法」と揶揄された時代は過ぎ去った。現在のサンリオを支えるのは、クロミ、シナモロール、ポチャッコ、さらには新世代のZ世代向けキャラクター群だ。欧米市場におけるクロミの人気増幅は、現地でのライセンス売上を前年比で劇的に押し上げた。
単一キャラクターへの依存リスクが低下したことで、アナリスト陣の業績評価モデルも根底から書き換わった。海外ファンドがサンリオを「日本のディズニー」と見なし始めるなか、夜間のPTS取引では、海外ニュースや北米市場のオープンを睨んだ大口の注文が交錯する。夜間市場での活発な商いは、同社が世界基準の成長株へと変貌を遂げた証左でもある。