台風15号の中心気圧が930ヘクトパスカルまで発達したことは、防災専門家にとっても大きな衝撃となっている。最大瞬間風速65メートルという風圧は、大型トラックが簡単に横転し、住家の屋根が吹き飛ぶほどの破壊力を持つ。過去に首都圏や近畿圏に重大な被害をもたらした大型台風と同等、あるいはそれを上回る潜在的リスクを秘めている。
特に注視すべきは、暴風域の半径が広大であることだ。中心が通過する前から遠く離れた地域で急激な突風が吹き荒れる傾向があり、風の吹き始めから暴風域に入るまでの猶予が極めて短い。屋外の飛散物が凶器と化すため、暴風が本格化する前の段階で確実な室内安全確保を完了させる必要がある。