TWICEが批判に晒される構造的な要因を紐解くと、「爆発的な大衆的人気の反動」「過密スケジュールによるコンディションの悪化」「アイドルとアーティストの境界線をめぐる議論」という3つの要素が複雑に絡み合っていることが分かります。
2015年にオーディション番組『SIXTEEN』から誕生したTWICEは、『CHEER UP』『TT』のメガヒットによって一躍トップスターへと駆け上がりました。しかし、キャッチーな振付と親しみやすいビジュアルで大衆を惹きつけた反面、K-POP界隈で重視される「圧倒的な歌唱力や激しいヒップホップダンス」を至上命題とする一部の熱心な音楽ファン層から「実力不足ではないか」と厳しい視線を浴びるようになったのが発端です。
さらに、年間を通じて韓国・日本・欧米を行き来する超過密日程が数年間にわたって続いた結果、メンバーの喉の酷使や疲労が蓄積し、音楽番組の生放送で音程を外してしまう場面が切り抜かれ、ネット上で拡散されるという悪循環が生じました。