今回のプロジェクトがこれほどまでに人々の心を捉えて離さない最大の理由は、作品と空間の一体感にある。パーク内で耳を澄ませば、大森元貴(Vo/Gt)のどこまでも伸びやかなハイトーンボイスが、シンデレラ城の夜空へ溶け込んでいく。ゲストはその圧倒的な音響に包まれ、まるで自分自身が物語の主人公になったかのような錯覚さえ覚えるのだ。
音楽評論家の間でも評価は極めて高い。単に既成曲を流すのではなく、アトラクションやショーの演出動線とミリ秒単位で同期させた緻密なサウンドデザインが施されている。視覚と聴覚が完全にシンクロする体験は、テーマパークエンターテインメントの概念を根底から覆した。