Q1:塩抜きを急ぎたい場合、ぬるま湯やお湯を使っても問題ありませんか?
A1:絶対に使用してはいけません。40度以上のお湯に浸すと魚卵のタンパク質が変性し、粒の結合が解けて白濁し、特有のプチプチした食感が永久に失われます。薄皮を剥く瞬間に35度前後のぬるま湯に数秒潜らせる程度であれば問題ありませんが、塩抜き作業自体は必ず常温以下の冷水(夏場や暖かい室内なら冷蔵庫内)で行ってください。
Q2:白だしは市販のものを加熱せず、水で薄めるだけで漬けてもいいですか?
A2:白だし自体は加熱殺菌されているため衛生上はそのまま使えますが、みりんや料理酒をブレンドする場合は必ず加熱(煮切り)が必要です。非加熱の酒やみりんをそのまま混ぜると、揮発していないアルコールが数の子に染み込み、薬のような苦味や刺激臭の原因になります。白だしと水だけでシンプルに漬ける場合でも、一度沸騰させて冷ました水(湯冷まし)を使うことで雑菌の繁殖を抑え、日持ちが格段に向上します。
Q3:漬け込んでから何日目がいちばん美味しいですか?
A3:漬け込み開始から「18時間後〜2日目(48時間後)」が味と食感のベストバランスです。漬けて半日程度では中心部まで味が届かず表面のみの味付けになりますが、丸一日置くことで出汁の旨味と塩気が中心まで均一に浸透します。逆に3日を超えると出汁の水分を吸いすぎて歯ごたえが徐々に軟化するため、2日目を過ぎた段階で食べる分以外は漬け汁から引き揚げて保存することをおすすめします。