栄華を極めた4人に、徐々に変化の波が押し寄せる。最初にグループを離れたのはSHINOBUだった。2005年の活動自粛期間を経て、自身の将来と向き合った末、2006年に正式脱退を発表。都会の喧騒や芸能界のプレッシャーから離れ、自らのルーツである沖縄の海で生きる決意を固めた。
続いて2008年、音楽性の追求や個人的な環境の変化を背景にYUKINARIが脱退。翌2009年には、グループのダンス表現の根幹を支えていたKENが音楽的な方向性の違いからグループを去る道を選んだ。わずか数年の間にオリジナルメンバーが次々とISSAの元を去ったことで、メディアや世間では「深刻な不仲説」や「確執」がセンセーショナルに書き立てられた。
しかし、後年明かされた真相は、憎しみ合いなどではなかった。10代から寝食を共にし、頂点まで駆け上がったがゆえのプロとしての衝突、そして30代を前にした男たちの「表現者としての純粋な自我の芽生え」だったのだ。ISSAがDA PUMPの看板を守り続ける覚悟を決めた一方で、他の3人はそれぞれのアイデンティティを別のフィールドで開花させる道を選択したに過ぎない。