大谷選手が作成したマンダラチャートの真価は、8つの要素をさらに8つの具体的な行動へとブレイクダウンした外側64マスの項目一覧にあります。頭の中で漠然と考えるのではなく、毎日の行動に落とし込めるレベルまで徹底して解像度を上げていました。
特に世界中で称賛を集めたのが「運」のマスに書かれた8つの行動原則です。
- ゴミ拾い(他人が捨てた運を拾うという意識)
- 部屋そうじ(身の回りを清浄に保つ規律)
- 審判さんへの態度(ジャッジへの敬意と平常心)
- あいさつ(先手で心を開くコミュニケーション)
- 道具を大切に使う(グラブやバットへの感謝)
- プラス思考(逆境を成長の機会と捉える姿勢)
- 応援される人間になる(ファンや仲間の支えを得る人格)
- 本を読む(知性を磨き視野を広げる読書習慣)
メジャーリーグのグラウンドで、大谷選手がさりげなく足元のゴミを拾いポケットに入れる姿が中継カメラに捉えられ、現地メディアでも大きな話題となりました。これは高校時代に定めた「運=ゴミ拾い」という行動原則が、大人になった今も無意識の習慣として定着している証拠です。
さらに「人間性」の項目には「愛される人間」「計画性」「感謝」「礼儀」「思いやり」「信頼される人間」「継続力」「気配り」が並び、「メンタル」の項目には「一喜一憂しない」「ピンチに強い」「波を作らない」「頭は冷静に心は熱く」といった、現在の冷静沈着なプレースタイルを形作る行動指針がびっしりと書き込まれていました。