離婚後、石野真子は女優として見事な復帰を果たした。アイドル時代の愛くるしさに加え、人生の深みを知った者にしか出せない温かみと芯の強さを兼ね備えた表現者へと進化。数々のドラマや映画で味わい深い演技を見せ、長年にわたり愛される演技派としてのポジションを確立した。
一方、長渕剛はさらに自身の音楽を尖らせ、人間の生と死、愛と孤独を叫ぶ孤高のロックアーティストへと変貌を遂げていく。『順子』『乾杯』『とんぼ』など、時代を象徴する名曲を次々と生み出し、日本の音楽シーンに揺るぎない金字塔を打ち立てた。激動の時代を駆け抜けた痛みが、彼の表現をより強靭なものへと鍛え上げたことは疑いようがない。